カテゴリー「小説紹介」の5件の記事

2008年5月31日 (土)

「グラスホッパー」の感想です

実はよく行くブログの幾つかで伊坂幸太郎さんの事が取り挙げられていて、
これは絶対、この作家さんの作品をいつか読まねばヽ(゚ω゚ )ノ
と思ってたんですが…ようやく何冊か買いましたので、まずは「グラスホッパー」についての感想ですφ(.. )

  • ジャンルは分類不能の「殺し屋」小説!…らしい
    主な登場人物は…
    妻を殺されその復讐を果たすために…怪しげな会社に勤めている元教師の鈴木。
    ターゲットを自殺させる殺し屋で、過去に殺した人達の亡霊に悩まされる男…鯨。
    操り人形のようでしかない自分に苦しむ、やたらよく喋るナイフ使いの殺し屋…蝉。

    この3人が…それぞれの理由で…背後から車に轢かれるように押して殺す(押し屋と呼ばれる殺し屋)を、追い始め…3人の視点が次々に入れ替わりながら話は展開していき…やがて互いの道が交錯し…結末へと向かう…

最後まで先の読めない展開と、そのスピード感はすごく「巧い」と感じました!
最後の「えっ」この人も?!…という意外性のある結末!も…全く予想できなかった(汗)

ただこれは、またしても個人的な好みの問題なんですが…全体的な印象は妙に「軽い!」ゆえに…物足りない感も感じました(^_^;

確かに…殺し屋の「鯨」と「蝉」の歩んできた、生き方ゆえの苦悩…病的に加速していくその苦悩は描かれているんです…いるんですが…少し物足りなかったんですよ…
もちろん描きすぎるとせっかくのスピード感が失われるので…これが絶妙のバランスなのかもしれません…

ただ絶対的に私が不満だった点が…メインの登場人物である「鈴木」にどうしても違和感を感じて仕方なかったんですよ…もちろんこの人物は(おそらく)最も読者に近い存在として描いてる為の人物像なのかもしれないんですが…
私としては…大切な存在を奪われ色んなものを投げ打って「復讐」しようとした人物にしては意志も危機感も薄すぎる、あまりにも薄すぎるんです…
それとも、これは暴力に全く縁のない生活を送ってきた人にとっては…感情移入しやすいんだろう…か…?

うーん、面白くないわけではないんですが…どうしても私は、この人物に疑問だらけだったのが…残念でした(-_-;)

でもこれってコミック化もされてるんですよね?
そっちを又機会があれば見てみたいです!

管理人の個人的な好み
(★★★★★★☆☆☆☆)10点満点で6点

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2008年5月19日 (月)

ALL YOU NEED IS KILL 著者:桜坂 洋

今回読んだ本はALL YOU NEED IS KILL 著者:桜坂 洋です。
ジャンルは切なく不思議なSFアクションとなっておりました。主人公のキリヤは新米兵士…敵は人類の敵ギタイ!…出撃。戦死。出撃。戦死。出撃。戦死。激戦の一日を繰り返すループが百五十八回を数えたとき…というお話です。

一言で言うとタイムループものの、まぁ…よくある話かも知れません。
でも、もともとタイムループものも結構好きで、その手の話はかなりたくさん読んでます!

中には頭が壊れそうになるタイムループものも多いんですが(苦笑)
これは読みやすい!あっという間に読み終わりました^^
ただ…

その分、個人的には物足りない所も…あとがきには「人がバタバタ死ぬ話ですけれど、けっこう幸せな話かもしれない」とあるんですが…私はさほど、暗くも感じなかったと言うか…いろんな人が死んでいく描写に感情移入しにくいあっさりさがあるというか…ま、これは多分感じ方だと思いますが…

でも、決して面白くないわけではないです!
ラストも切ないです…

ラストについては詳細はもちろん書きませんが…主人公の取った選択は私的には…あれで良かったと思います。本人は、はるかに後々苦しみ辛くなる選択ですが…リタもそれを望んだことですしね…逆ならリタが苦しむことになる…それよりは…
確かにラストは切ないです…

管理人の個人的な好み
(★★★★★★★☆☆☆)10点満点で7点

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2008年5月 6日 (火)

まさにダーク

ちょっと前に桐野 夏生さんの本まとめて何冊か買ったと書いたんだけどもうとっくに読んでました。

でもなかなか感想を書く気になれず…(硬い文章になりそうだったので/汗)

えーと読んだのはダーク(上)(下)です

主人公は「ミロ」という女性。出所を待ち続けていた男が4年も前に獄中自殺していたにもかかわらずその事実を隠していた義父を殺しに出かけるというところから始まり…そのミロを複数の人物たちが追いかけ…その双方の激しい生き様みたいなものが描かれてる…て感じなんだけど…

あのですね…自分が感じたのは…主人公はもちろん登場する人物たちがとにかく醜いんだよ(苦笑)出てくる人出てくる人のほとんどが、その醜い心をさらけ出して衝動的に行動し醜さを増していくんです。

読んだ後はどっと疲れて…数日たってようやく感想を書く気になったほど…です。

自分もキレイごとだけしか語らないような人は嫌いです。(偽善的な人)
そしてもちろん自分の中の嫌な部分に醜さがある事は自覚してるし…人間であれば誰の中にも醜い部分はあると思うけど…

もう少しその人なりの信念が欲しかった…もちろん信念さえあれば何をしても許されるわけではないけれど…少なくともダークな部分を描くにしても醜い部分や行動があっても…多少なりとも共感の出来る信念や考えさせられる考えがあれば…読み物として惹きつけられたと…思うんですが…
(この主人公も信念らしきものを語る場面もあるのはあるんですが…自分には…結局ただ状況に流され衝動的に醜さを表しているようにしか見えず)

もちろんこれは個人的な感想で、ただ自分が読み取りきれなかっただけかもしれませんけどね。。。

管理人の個人的な好み
(★★★☆☆☆☆☆☆☆)10点満点で3点

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2008年4月29日 (火)

リアルワールド

リアルワールドという本を買って読んでみました。

なんでも桐野 夏生さんという作家の方が怖い話を書くと友人から聞いたので・・・怖い話も好きなんですよ(苦笑)

で・・初めて読む作家さんだったのでネットで桐野 夏生さんを検索して・・・調べてこの方の本を何冊か買ってみました。(そういやこれ調べてる時に中川翔子さんもブログでこの本紹介してたわ・・・特に好きなタレントってわけでもないんだけど見つけたのでプチ情報/汗)

でもこの『リアルワールド』という本は怖くは全然なかった・・というか…うん、そういうジャンルではなかったです。

ただ読んだ後、落ち込んでしまう感じ・・・?内容はおもに母親を撲殺して逃走中の少年と4人の女子高生の心の闇をそれぞれの視点に切り替えながら描いていく・・・という感じなんだけど

救われない話でした。やるせないというのとはちょっと違う・・・なんというか主人公たちの世代はもちろん・・・大人たちの多くも救われない何かを抱えながら生きているという事を思い知らされる・・・ような

ま・・・当然人によって受け取り方は違うだろうけど(汗)

管理人の個人的な好み
(★★★★★★☆☆☆☆)10点満点で6点

 

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2008年4月25日 (金)

本好きですー「ブルータワー」

本が好きです。

最近は読むペースが減っておりますがジャンルもミステリー、SF、エッセイ、純文学、ホラー、ハードボイルド冒険活劇、伝奇などなど何でもこい状態!

という事で今後は最近読んだ本も紹介していきます^^

「ブルータワー」(著:石田衣良)という本なんですが知ってますかね・・・ジャンルはヒューマンファンタジーだって・・悪性の脳腫瘍で余命一、二ヶ月と宣告された主人公(周司)そんなやり切れない思いの中妻の浮気まで知ってしまう。そんな周司が、二百年後の世界(東西世界大戦で恐怖の生物兵器が使われ世界人口の約75%が死亡しその後地表は殺人ウイルスが蔓延して、人々は高さ2キロメートルの塔に閉じ込められている未来)のセノ・シューと言う男の体に精神だけが転移してしまう・・・・現在と未来を行き来しながら果たして未来の世界を救えるかというお話。

ま・・・よくある設定の話と言えばそうなのかもしれないけど・・・なかなかワクワクしながら読めましたよ!伏線がかなり多く張ってあるために先が読めてしまうところもあるんだけど一気に読みました。あと・・・うまく言えないけどアニメの映像が浮かんでくるような話に感じました。それを幼稚な話と捉えるかワクワクできるかは人によるかな(^-^;

ただ結末が自分的には物足りなかった・・・それが残念。。。

自分はどっちかと言うとやるせなくなるような結末のほうが好きなんです。なんで主人公を殺した~(-_-X)この人には幸せになって欲しかった…_| ̄|○などと、なりつつも・・・そういう話の方が多分ハイ好きなんです(笑)

管理人の個人的な好み
(★★★★★★☆☆☆☆)10点満点で6点

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