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2008年5月29日 (木)

ホカベン(7話)を見て…

ホカベンの感想も今回で7回目ですが…今回も世の中の矛盾というか…うんざりする現実が描かれていました…

まず、簡単にまとめると…強姦致傷という卑劣な犯罪を犯した戸塚源一(遠藤雄弥)という男を…灯(上戸彩)が一体どう弁護するか…
言い方を変えれば「弁護士は依頼人の為に全力を尽くさなければならない…それがどんなに卑劣な犯罪者でも」というテーマの…お話でした。

  • 最初の接見の場面では、加害者の男が殊勝な態度を見せ「後悔」や「反省」の言葉を述べたり…灯の出した3つの質問にも簡単に「約束します」と…

    もうこの時点でこの男が反省してないのは、よめましたよね…
    明らかに嘘つけ!…再犯だろお前は!…これは絶対ない…こんなに簡単に反省や約束を口にする男は明らかに違う…謝って許される事かと…のっけからイライラ(-_-メ)

    おまけに灯は「…でも弁護士である前に一人の人間です…3つ質問させてください。…1つでも嘘をつけば弁護人を降ります…」と…

    あぁ…いつもの展開かなと(x_x)

でも、今回は個人的には、これ以降…このドラマを見ていて初めて、ある程度は納得しながら見ることが出来ました…

  • ま…相手方の弁護士に「百パーセントこちらに否がある…と認めてしまう」相変わらずの甘さも描かれては…いますが(苦笑)

    でも、被害者松沢明美(片瀬那奈)の気持ちを考えて…葛藤し苦悩しつつも…
    杉崎(北村一輝)「いつもみたいに騒がないのか…」と言ったように…自分の正義を振りかざして騒ぎすぎないだったから、今回は見やすかった…

裁判の場面でも…

  • 心は痛みながら…被害者に次々と不利になる質問を浴びせる…憎まれるのを承知で
    そして…調査事務所からのレポートを使い…被害者が17歳のときの万引きの補導歴を明らかにし…彼女の証言の信用度を下げる手段をも使う…
    その結果被害者が職を失う可能性が高いことを十分認識した上で

    案の定、被害者からは…「最低の人間ね!」「あなたも同じ目にあって見なさいよ」と憎しみをぶつけられる

    被害者の立場になるとここは、かなり辛い場面でした…
    でも…今までの灯よりは私は…はるかによかったと思う…
    ここ何回か私自身の感覚として言い続けてきた…「弁護士として敵ならはっきり敵であって欲しい」…という立場に近かったし…なお且つ心の中では…苦悩しながら弁護士の仕事を果たした灯に…
    ま、ドラマならではの反則的なものもあったのかもだけど…それはそれで…ま、今回はよかったと…

そして杉崎の語った言葉…

  • 「俺の本心が聞きたいのか…死刑になりゃいいんだよ!暴力で女を犯すような奴…誰が弁護したいんだよ!…俺だって人間だよそれぐらい分かってる…何が正しいかくらい分かってんだよ!…法律だ正義だ…そんな奴守るために弁護士になったんじゃねぇんだ…お前に言われなくたって分かってんだよ!これが俺の本心だよ聞けて満足かよ」

    うん…こういう葛藤を前面に出して今まで騒いでた灯と違い、心に秘めて苦しんできた杉崎だからこそ…この言葉は…よかった…
    でも…現実にこういう気持ち…葛藤を忘れず仕事が出来る人は少ないだろうが…

    所長のように「裁判が終われば弁護士の仕事は終わる!その先のことは関係ない」「忘れろとはいわん…でもいい加減わり切れ」
    …これぐらいの神経じゃないと弁護士という仕事は出来ないだろう…と思わせる説得力も描いているから…ね

    (全然話がそれるけど…北村一輝の演技は最高に巧い!)

それにしても、うんざりするような現実だね…

  • 「あらゆる人間には法廷で弁護を受ける権利がある…例えどんなに悪い人間でも…」
    「…強姦事件なんて裁判官の心証次第でコロコロ代わる
    「依頼人のためなら相手を傷つける手段を用いる事も法律の認める正義
    「女性が強姦者の弁護をしているだけで…裁判官の心証がプラスになる」
    性犯罪のほとんどが不起訴か告訴が取り下げられてる…状況」
    「罪に対しての刑の驚くような軽さ

    …そして被害者の傷が…結局、裁判に勝っても癒えるわけでも…救われるわけでもない…という現実

そして…ずっと個人的に注目してきた杉崎の過去の事件は…

  • 杉崎は強姦の被害者に対して…
    「強姦事件をでっち上げ富田の更正を妨害しているフシがある…」「うちは日本有数の弁護士事務所です…どうされますか?うちと…名誉毀損の裁判で延々と戦いますか?それとも示談で丸く治めますか」との…やりとり

    そして、結局裁判で、執行猶予を勝ち取る…
    しかし富田は…再度この女性を襲い…
    この女性は自殺…

    杉崎は…「自分は見ました首をつって死んでいる…死体」
    これは引きずる…よな…
    というか…引きづらない人間であって欲しくはないか…

あと
最後の場面は…味のある会話でした…

  • 杉崎「ちゃんと依頼人の為に彼女に憎まれるのを覚悟で嫌らしい質問をいっぱいしてたじゃないか」
    杉崎「戸塚が刑務所に入るのは奴自身の責任だ」
    灯「田中くんが証言台に出てきたときホッとしました…弁護士失格です」
    杉崎「飲みにいくか…裁判で負けたのは初めてだろう…その記念にだよ
    灯「はい…じゃぁ一杯だけ…」

富田が先週、何やら怪しい会話をしていたのは…まだ明らかになりませんでしたね…

そして来週は医療ミス事件のようです…

6話の感想はここ

8話の感想はここ

涙をとどけて 涙をとどけて

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