青い花 第5話 「嵐が丘(前編)」
第5話 「嵐が丘(前編)」
人間の感情って表と裏があってホント厄介だと思うんですよ…。
愛が深ければ深いほど、それが憎しみに転じた時の凄まじさは怖ろしいし…嫉妬という感情にしても、恋愛関係において適度な嫉妬で済んでる間は相手への想いの深さを表わすもので必要だったり、嫉妬してくれる事で可愛いとさえ思えたりするのに…それがあまりにも高じてくると、それまでの魅力的な部分まで消え失せてしまうほど、人を酷く醜いものへと変化させてしまう感情でもありますもんね。。。
この作品が人の感情の動きをどの程度、そしてどんな風に描いていくのかまだ先は見えないので…もしかすると、そこまで人の感情の醜さを描いたりはしない可能性もあるけど…演劇祭で『嵐が丘』のヒースクリフ役を杉本先輩が演じるというのも、なんだか凄く意味深に見えてくるから見ててこの先に怖さも感じてしまう^^;
だって、ヒースクリフの話は『復讐』の物語ですもんね。。。
杉本先輩の心境は完全には読み切れないものの…どうしても先週垣間見せた各務先輩への想いが残ってそうな様子が自分の頭から離れなくて…今回のように、ふみに優しく行動し、甘えて見せてまで演劇祭に来て欲しがる様子も、どうも自分には素直に受け取りきれないんです…。
真の理由が先生へのあてつけ…あるいは、自分は引き摺っていないと先生に見せて強がりたい為なのか…それとも自分の今の想い(先生を忘れて、ふみに本気になれるかを含めた)を正確に自分自身で確かめる為なのか…とにかく先生への何らかの感情が大きく影響してる可能性が捨てきれないかなぁ…と、深読みしてしまうんですよね…(苦笑)
それにこの人、表面上は凄く爽やかで、サッパリしてるように見えてるけど「ふと」した時に出る言葉が凄く、ドキっとする事が多いんですよね…ふみが京子の話をした時も『ふみは…同情してるんだね』って…うーーん、そこで物事の表面だけを見ないで、その言葉が出てくるところからしても…この人は表面上はあまり感情を露わにしないように無理して凄く強がって虚勢を張ってるものの…実は凄く女性的で、凄く繊細で、そして脆くもある気がするんですよね。。。
現時点ではだから、ふみを無意識のうちに「利用」してる…言い方を変えれば無意識のうちに実は『頼って』いるのではないかなぁ。。。
それに、ふみが先輩のモテっぷりを気にしてるのも…事実ですが、京子が語ってたように周りのミーハー的な女子は本気ではなく単に憧れて騒いでるだけのファンに過ぎない訳で…ふみが本気で最も気にしてるのは『先輩には他に好きな人がいるのではないか?』という不安の方ですしね…こういう時の女性の勘はとにかく鋭いし…これは、単にふみが根拠もなく不安になってるだけでなく、先輩の言動の端々から間違いなく感じる確かな『不安』だと思うし…とにかく、先輩が現時点でまだ先生への何らかの想いを残してる事自体だけは、間違いないか…と(苦笑)
話は変わるけど…ふみは…本当にあきらには何でも素直に話せるんだね…どうやら『初恋』の相手でもあったようだし。。。やっぱり、最後は傍から見てると今の『親友』という丁度いい快適な関係に見える状態でとどまらず…再びあきらに恋心が燃え上がってきたりするんだろうか。。。
まぁ来週、先輩が先生の前で見事に『演じきる事』で先輩自身の中で先生への想いに区切りをつけ、本気でふみと向き合えるようになる可能性もあるけど…逆の可能性もあるし、一体どうなるか…先が気になります…。
そしてもぅ一人…複雑な感情で悩まされる人が…京子ですが…。
この子も複雑だよねぇ…先輩への想いをどうしても断ち切れない…フラレても相変わらずずっと見続け、距離をとろうとはしていないから気付かなくてもいい事まで直ぐに気付いて…ふみと先輩との関係にも気づいてしまう。。。そして心が張り裂けそうになる苦しさを覚え泣き出してしまう。。。
今回の先輩との直接の会話を見ると先輩からはずっと『妹』的位置づけで見られてるようだけど…なまじ、あんな風に優しくされるのが余計に想いを断ち切れない原因の一つでもありそう…先輩の行動は意識してか、全くの無意識かは別としてある意味京子への『思い遣り』に欠けてそうな気も(苦笑)
今後この子が、自分の感情をどんなふうに持っていけるか…冒頭でも書いたように、自分でも制御しきれない感情に暴走してしまうのか…それとも、気遣ってくれるあきらの存在なんかが助けになって踏みとどまり、先輩への想いに決着を着けられるのか…見守りたい。
最後はあきらですが…相変わらずこの子は『良い子』ですね…まだまだ、自分自身は恋愛には奥手のようで分からない事さえ多いのに、必死に京子とふみ双方を気遣いアタフタする様子や、真っ直ぐな言葉で元気づけようとする姿が和みます^^
さて…色んな複雑な思いが交錯してますが…そのそれぞれの想いを、独特のテンポと間、そして表情の動きなどで見せ(魅せ)…一口には割り切れない想いの深さを描いていて、今回も見ごたえがありました…来週も楽しみです。
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