カテゴリー「アニメ(1・09・4冬)VIPER'S CREED」の12件の記事

2009年3月25日 (水)

VIPER'S CREED ヴァイパーズ・クリード (最終回)第12話「睛眼-blindness-」

第12話「睛眼-blindness-」

最終回です。最終回なんですが…色々とツッコミどころも多く残して終わったような…(汗)

■まずは今週の良かった点を…。
戦闘シーン

  • 隻眼のサイキがもぅ一方の目まで傷めてしまい完全に両目が見えない状態で、当初は全く聞く耳を持たないほどオペレーターとして未熟だったサクラコの指示を、いまや完全に信頼し、大量の無人兵器を次々に潰していく場面は…1話なんかとは対照的でサクラコの成長と、二人の間に育まれた信頼関係をよく表していて…見応えがありました。

    それに、個人的な好みとしてこのアニメの機体に格好よさを今まで感じられなかったんですが…最後の最後にサイキのかつて乗っていたマニューバブレードとウラの機体が人型形態(マニューバロイド)になった姿は今までのと比べると格好良かったのではないかと…。

    まぁサイキが乗った型落ちの機体と比べて…ウラのは対マニューバブレード用の為に作られたカスタムマシンだけに反則的なまでの性能差で、サイキは常にフルボッコ状態でしたが^^;

    それでも止めをさせない言い訳にウラが度々『これだからプロトタイプ(実験的に作られた)は困る』と口にしてたのは…笑えばいいとこだったのだろうか(苦笑)

引っ張り続けた砂糖ネタ…。

  • 正直、途中で「もぅいいよ」と思ってましたが、ここまで徹底して使えば味も出てきたかな^^;

    特に、今回はたっぷりの砂糖を入れたコーヒーをサクラコがサイキに手渡し、一口飲んだサイキが『フッ』と笑いをかすかに漏らす瞬間なんかは…サクラコが完全に味の微妙な配分まで理解した上での行為で…二人が確実に見えない絆を積み上げお互いの事を理解するいいコンビに成長した事を窺わせましたし。

■描写し過ぎないで『感じ』させようとした?!
先週も少し書いたように結局、ウラやテレジア、さらにはアゲハがどんな過去を抱えていたのかが殆ど分からずじまいに終わってしまったのが…どうしても個人的には物足らなさも感じてしまいました。

そのためウラやテレジアについては…(汗)

  • 確かにその言動から推し量れる、彼らの抱く価値観は描かれてましたから…そこから推し量れる過去というのは多少は想像する事は出来るんです。

    勿論語らせすぎたり描きすぎたりするよりも、感じさせる手法自体は好きなんですが…この作品はさすがに、あまりに想像で補うしかなさ過ぎて…。

    最後に映されたテレジアの部屋に飾られた写真も、彼女の過去を臭わす描写ではありましたが…さすがにあれだけではホントただの妄想を働かせる以外に推測のしようがないような…。

(しかもどこか抜けてると言うか、詰めが甘いんですよねこの二人…)

  • これも先週書いたんですが、あそこまでの事をしておきながらハルキの親父である支社長に対する対応はどう考えても、間の抜けた甘いもので…結局それが命取りになりましたから…ね。あの世界観ならやはり普通ならあんな生ぬるい軟禁状態で放置しておくだろうか…とこれも少し冷める要素に…。

    まぁこんなわけで結局最後は、愚かな行動に終始し…惨めな姿をさらけ出して死んでいった二人には……終始冷めた目というか…ウラなんかは、そのあまりの情けない死に方に失笑しか出なかった。

    テレジアはトカゲの尻尾切り状態で殺されてしまい…あれは妙にリアルで、現実はあんなもんだろうなと思わせるものはありましたが…。
    物語としては結局真の黒幕というか上層部に踊らされた哀れな連中を倒しただけで終わってしまった物足らなさ感も残った気も…。
    (まさか、最後の贈り物の描写といい続編への伏線ではないよね…そこまでの需要はないだろうし/汗)

アゲハも…。

  • 結局ハルキに好意を持っていたことだけは分かりましたが…やはり少し描き足らなかったような気がして仕方ないです…。

    そのため最後は笑いを取り戻して無邪気な様子を見せる姿を見ると…確かに良かったとは思うものの…それほど強くは浸れなかった。。。

勿論、それぞれの感性で補え!という部分をことごとく感じ切れなかった自分に問題があるのかもしれないんですけどね…。

■戦いを終えて…。
ハルキは生きてたんですね……ま、それはいいという事にして^^;

  • 確かにサイキが語ったように『現実という場所に踏みとどまるしか出来ない人間が、理想に向かう人間を笑って良いわけはない…。それがどんなに幼く、どんなに拙かろうと』というのは心がこもったいい言葉ですが…一方で、それだけでどうにかなるほど現実は甘くないわけで…。

    彼は…綺麗ごとだけを並べるのではなく、現実を把握した上でそれでも理想を掲げ続け、真に街の未来を模索する道を歩み始められるでしょうか……。

    演説を聴く限りまだまだ相当頭を打ちそうではあるかな…。

サイキは…。

  • 『撃てないんじゃない。撃たないと決めただけだ』

    この言葉自体もね…3話でドクが語ったエピソードを聞くだけで、きっとそうなんだろうというのは見えていたわけで…個人的に欲しかったのは、サイキがこれまで『見てきた世界』がどんなものだったかを示す”具体的なエピソード”だったんですが…それがあれば、サイキにももぅ少し深いも思い入れをもてたと思うんですよね…。

    サクラコに『きっと又会えるよね…だって私は、まだアナタの見ていたもの全てが見えていないのだから…』と語らせてるくらいだから”わざと描いていない”というのは分かるんですが…(汗)

■まさか死んでなかったのか…サイキの残した粋な計らいだったのか…。
ルドラの元戦場でのコンビであった、死んだマヤの墓に飾られていた花…。

ノーマの実の娘に届けられた服のプレゼント…。

6話で出てきたガリブが関った料理屋の娘の部屋のドアノブに届けられた、ガリブ特製のスパイス…。

さてこれをどう見るか…これはさすがに、それぞれが感じればいい味のある演出だったと思う事にします…。

■全てを見終えて…。
本編の感想で殆ど語りつくしてしまったんですが…やはり一言で言うと…個人的には物足らない点は多々残る作品だったかな…と。

どうしても個人個人の描写不足が気になって、特別強い思い入れを持てるキャラがいなかったのが…個性的なメンバーが揃ってただけに勿体無かったような…。
それから、戦闘もどうしても設定上仕方がないとはいえ限定的な同じ様な戦闘の連続で…見ていて見応えに欠けました。

何だかスッキリしない感が残り、不満をたくさん書いてしまいましたが…そうはいっても、ここまで見続けて感想を書き続けたわけですし…一つ一つのエピソードの中に楽しめた回は勿論ありました。
スタッフの方々お疲れ様でした。

TBでお世話になったリ、コメントを頂いたり読んで頂けた方にも凄く感謝してます。
もし良かったら他の作品でもよろしくお願いします。

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2009年3月18日 (水)

VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード 第11話「真実-truth-」

第11話「真実-truth-」

まさに死のバトン…あの陰謀の証拠を収めたディスクを受け取り引き継ぐたびに、手に取ったブレードマンは確実に死んでいく(汗)
しかも、皆一様に死を覚悟し、仲間を逃すための時間稼ぎのような形で一人留まり最期を迎えてしまう…。

それだけ敵が大きすぎて絶体絶命の状況ともいえますが…実はそういう状況よりも、印象に残るのはそれぞれが見せる死に際の笑顔かな…。

きっとブレードマン自体が戦いの連続の人生を過ごすうちに、心の中のどこかに「死に場所」を探して生きてきた部分があるんでしょうね。
だから、今回の状況の中で『仲間の為に死ねる』そんな状況を見出し、あっさりと生に執着する事無く笑顔で死を選び…去っていく。そんな死に方です。

…特にルドラなんてのはその最たる例でしたしね。

反撃自体はきっとサイキが電話をしていた軟禁中のハルキの父の協力で、何とか達成されるのではないかと思いますが、この流れでサイキだけが助かるとは到底思えず…サクラコは生き残るとしてもユニット・ヴァイパーのブレードマンは全滅するのは間違いない気が…します…。

■陰謀の全貌
今回のタイトルになってる明らかになった真実の方は、陰謀の全貌でした。
テレジア監査官は計画の発案者ではあったようですが、独断ではなく本社や軍も了承した上で進められていた大掛かりな計画でした。
しかも、予想以上に長期的な陰謀…。

  • その内容も…
    アゲハによってコントロール出来るようになった無人兵器で街を襲わせ、市民の間に『恐怖』を植え込み、不安を取り除いてくれる存在が必要だと思い込ませるための自作自演を当初から続けていた模様。

    それなのに…市民がやっぱり軍が必要だと思わせる以前に暫定的な役割を持たせようとしたブレードマンたちの中の、ヴァイパーチームが彼らが当初目論んだ予想以上に、ことごとく処理したために、無人兵器への怖れや不安を拡大させる事が出来なかった。

    そこで、今回の大芝居を打って邪魔になったユニット・ヴァイパーをスケープゴートに仕立て上げたという…まぁなんとも汚い計画でした。

だけど、これだけ長期的な企みを立て、容赦ない計画の遂行を実施している割には…支社長を即座に殺さず、しかも外部との連絡を取れる手段を取り上げずに軟禁しているだけとは何たるツメの甘さ…とも思ってしまいますけどね(苦笑)

さて予告でどうやらユニット・ヴァイパーたちがこの街の「伝説」になると語られていた、その結末をしっかり見届けたいと思いますが…この感じだと来週で終わりなんでしょうか?それとも、もぅ少しあるんでしょうか…。

まだ…分からない点も残されてますよね。
テレジアの様子にはウラを見る目に、異性を意識する様子が窺えますが…ウラの方がどんな過去を抱えていて、何故テレジアと組むことになったのか…アゲハとの関係は一体何なのか…それらは、まだはっきり見えてこないです…。

それに未だにアゲハ自身の事も、よく見えてこないので…どうにも自分はアゲハの事が理解できなくて…今回ショックで言葉を失ってると言われてもイマイチ感情移入しにくいんですよねぇ…。

でも、こうした点はもし次で終わりなら…それほど深く掘り下げて描かれるのは期待できないのかな…。

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2009年3月12日 (木)

VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード 第10話「反撃-counterattack-」

第10話「反撃-counterattack-」

今週はノーマとアゲハが大活躍…特にノーマいい味出してるなぁ…と思って見ていたら…。

アゲハは絶体絶命だったヴァイパーの面々を敵のシステムをクラッシュさせる事で救い出し『13-43-81』という旧住所のコードを示して一箇所に誘導する。
そして軍の施設でテレジア監査官立会いの下、偽の映像作りをしている陰謀の証拠映像をヴァイパーの面々に渡し、反撃の手段を提供する。

ここまで、ひねくれた目線で見すぎてた為にきっと、何か裏の目的があるのではないかと疑ってたアゲハですが…これはもぅ、アゲハは表情に表れにくかっただけで、本当にハルキに好意を持っていて、そのハルキを殺した人たちが許せないゆえの行動って事でいいのでしょうか…。

表情も今回は、笑顔を見せたりノーマの温かさに素直に反応したり、最後は泣き崩れたりと感情表現も豊かに示していましたしね…。

ただ、それでもまだ若干引っかかる点も残されてはいるんですよ…。

  • ウラの『アゲハはハルキ同様僕に心酔している。ただ秘密主義でね。何を企んでいるにせよ、それはいずれキミや僕が喜ぶようなことだ』

    これが、あまりに自信満々な発言で…単に、ウラが自信家というよりはそう信じるに足るだけのウラとアゲハを繋ぐ何らかの過去の事情はありそうな気もして……。

    もしかすると、軍やテレジアを潰す事は意図していても…ウラの事だけは裏切っているわけではないとか……。

でも、だからといってハルキやノーマへのアゲハの感情までを、もぅ疑っているわけではないんですが…。何か、もぅひとネタ隠されたものはありそうかな…と。

だから、あまりにノーマがいい人過ぎて隠して何処か利用してる部分がある自分がだんだん辛くなり寝たふりをしながら、ノーマの優しい言葉を聞いていた時の複雑そうな表情になったり…ノーマだけは引き止めたくなったんではないかとか、涙も自分のしてきた事への後悔も含まれた涙かもと思ってしまったり…とにかく、ここまでアゲハの背景が全く分かっていないために相変わらず、色々とひねくれすぎた予想を反射的に考えてしまう自分がイヤになる(苦笑)

でももしアゲハの中に、何らかの『ウラのために』という部分が残されていたとしても、今回の件を引き金に変化があるでしょうし…。
とにかく、汚いウラの仮面を早く引き剥がして公衆の面前に出して欲しい…。


一方のノーマの方は素直に悲しくなりました…。
ノーマはね…4話の話がここにきて活きてますよね。
自分の実の子の居場所を作るために、自分の人生の全てを我が子の為に捧げて…その結果ノーマが望んだとおり実の子であるマリーは『居場所』を得たものの……ノーマは二度と『母親』と名乗る事も、母親として抱きしめてあげる事もできなくなった…。
そんなノーマだからこそ、4話の際に『今後はノーマ自身の幸せをも願いたい』と書いたのに…。

そんなノーマがまるで我が子に対したのと同じような、包み込むような温かさと大きさで接し、アゲハの『居場所』まで心配して…遂にはアゲハのために身をていして庇い、最後はもぅ助からないと自覚して自爆し時間を稼いで逝ってしまうとは……。

ノーマの人生は…きっと本人に悔いはまったくないだろうと思うけれど…子供に愛情を示さない親も多い中…これだけ愛情に溢れたノーマに、子供と共に暮らすという生活が遂に訪れなかった…その残酷な事実が…。

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2009年3月 6日 (金)

VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード 第9話「謀略-intrigue-」

第9話「謀略-intrigue-」

何という憎たらしい謀略…しかも予想以上に大掛かりなのか…。

敵は今回軍さえもうまく動かしてるような感じでしたが…軍の上層部とも話がついた上でのテレジアの謀略なのだろうか…。

しかもウラもテレジアも汚い謀略を仕組んだだけでは飽き足らず、マスコミの前に現れて徹底的にヴァイパーチームを糾弾し悪者に仕立て上げてますし…ウラは、お涙頂戴話にまでして自分の行動の正当性を主張し、これまでの仲間をも切り捨てた感じですが…一体どこまで腹黒いんだよアンタら( ̄Д ̄;;

それにしてもテレジア監査官とウラ…一体何が目的なのだろう…。

で、来週は『反撃』らしいけど…今週は正に絶体絶命で…あの状況から全員が生還しうる形での反撃は望めないのではないかとさえ思うんですがどうなる事やら…。

そしてアゲハはどうやら知る人ぞ知る有名なハッカーらしいが、やはりハルキの死に動揺した素振りは見せないし色々怪しい動きもしてるし…サクラコを誘導してヴァイパーの人たちが助かる方を方を教えてはくれようとしてるようだけど…ただの善意からではなさそうな…こちらも意図が判然としない(汗)

一方冒頭で出てきたハルキの父親ですが、都市の未来を考えたヒマワリ計画をハルキが居なくなった今…もはや意味はなくなったとばかりに燃やす姿が……。
ブレードマンだけでなく、この人も反撃を見せて欲しいところですがどうなるでしょう…。

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2009年2月26日 (木)

VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード 第8話「楽園-eden-」

第8話「楽園-eden-」

先回ウラには明らかに裏がありそうなのに、綺麗ごとを並べる表面的な言葉を鵜呑みにして笑顔を見せるハルキがやっぱり青いとか…「ハルキのただただ理想を追い求める姿勢がどんな風に挫かれるのか」という点で次回を見るのは楽しみだなどと、多少意地悪くハルキについて書いてしまったんですが…。

こんなにあっさり退場するとは思ってなかったです(汗)

出来る事なら、ハルキには騙されていたウラの本質に気付きしっかり頭を打った上で、綺麗ごとだけを並べるのではなく、真に街の未来を模索する道を歩み始めて欲しいという意味を込めての「ただただ理想を追い求める姿勢がどんな風に挫かれるのか」を期待したいと書いたつもりだったんですが……。

今回の逝き方では、父親の真意には最後の最後に気付けたものの…自らが語り続けた青い理想の問題点にようやく気付けるか…という段階で、はっきりとした決着をつけれないまま逝ってしまったわけで、見ている側以上に本人は無念が残る死に方だったような……。

まぁ、きっと残されたブレードマンの面々がこの街の未来への道筋を見せてくれるだろう事を期待しますが…。

それにしても、ウラに裏の顔がある事は先週から明らかだったわけですが…まさかアルコンの本社から派遣されてるテレジア監査官と繋がっていたとは(苦笑)
一体このテレジアの狙いはなんなんでしょうね…。あの風貌も相まって怖いよこの女性^^;

それから、私としてはアゲハの真意と今後の動きがウラ以上に要注目かな…。
アゲハはウラの裏の顔をも完全に知ってるんじゃないかと感じてるんですが…そうだとすると、ウラの居場所をハルキに教えた真意は何だったのか…あの場所にハルキを向かわしたら、あぁなる事は予想できたように思ったんですが…。

それでも、ハルキがウラの暴走を止める事を期待したのか…それとも色んなものに対する複雑な愛憎が絡んでいるのか…。

私が捻くれているだけかも知れませんが…冒頭のサイキに語った言葉も最初聞いた時からとても、額面どおりには受け取れなかったんですよね…。
『いつだって真っ直ぐでとても一生懸命で…ハルキのそういうとこ私は好き』というこの言葉は現実を何も知らずただただ真っ直ぐなハルキへの皮肉も込められた言葉だろうかと思ったんですが……。

それから先回の段階では、サイキは明らかにウラの顔に反応してましたから、サイキとウラは面識があるのかとも思ってたんですが…どうやら、直接の面識というよりはサイキがかつて人を殺してた時に、ウラの家族か大切な誰かを奪ったかした因縁でもあるんでしょうかねぇ……。

あ…サイキとサクラコが何やら面白コンビと化してる気が…^^;

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2009年2月21日 (土)

VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード 第7話「騒乱-riot-」

第7話「騒乱-riot-」

2話に引き続きハルキの若さと育ちのよさからくる甘さや青い正義感が炸裂した回でした…個人的にはかなりこの手のタイプが苦手なんだわ(汗)

ただ、次回への引きは今回あって…来週ハルキのただただ理想を追い求める姿勢がどんな風に挫かれるのかという面で次回を見るのは楽しみかな…かなり性格の悪い楽しみ方な気もするけど許してくださいませ^^;

さて、今回の話はずっと描かれ続けている武装組織ハウンドによるテロが、遂に死者を出す事態に至り市民感情もハウンドを英雄視する派と否定する派で二分して爆発し、治安が悪化し、その敵意の矛先がブレードマンにも向けられる。
それでもハウンドを頑なに擁護し『ハウンドはダイバシティの将来を真剣に考えている…ハウンドは爆破テロなんかしない』と熱くなるハルキ…。

これまでもハルキがハウンドと何らかの関係があるであろう事は描かれてましたが、実際にハウンドに協力するメンバー(ハルキ自身は具体的な内部での活動はしてないようですが)でもあったようで…。

但し、ハルキやメンバーの多くはあくまでも『ハウンド』とは、暴力には訴えない自分たちのビジョンや理念をネットで発信するだけの組織で、爆破テロを実行しているのは自分たちとは全く関係のない、その理念に触発された偽者の組織と信じてるようです(汗)

それにしても、穏やかな顔で綺麗ごとを並べるハウンドのリーダー、ウラの言葉を素直に信じ鵜呑みにして笑顔を見せるハルキが…やっぱり青いかなぁ(苦笑)

実際は…ハルキとは比べ物にならない経験をしてきていそうなこのウラという男…その穏やかそうな笑顔とは違い(彼の真意がどこにあるかは別としても)裏の顔がありそうで…。
少なくとも矛盾に満ちた世界への怒りをただ「平和的に語る」だけで済ますつもりの人物ではなさそう…。

事実ヴァイパーたちの攻撃がある事も完全に知りえていたようで…直前にハンバーガーを買いに出かけ『そっちのピクルス抜きのが僕だ』との発言から分かるように、おそらくピクルスに睡眠薬を混ぜ仲間を眠らせまんまと逃げきったウラ…。

さて謎の少女との関係や、ウラの真意などが…来週明らかになるのかな。
冒頭でも書いたようにハルキの反応が個人的には注目かな(汗)

あ、いい加減シツコイ気もしてた砂糖ネタも…冒頭のサクラコの『蟻かキミは/呆』は笑った^^;

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2009年2月15日 (日)

VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード 第6話「木偶-golem-」

第6話「木偶-golem-」

今回のガリブは哀しい程に不器用で、まさに木偶な男…エピソードも味のあるお話だったかな…。

■軍での過去
彼はかつて軍事練習中の地雷除去に失敗した部下の命を救うために銃弾を放ち、その両腕を失うだけで済ませていた…。
でも『本当にそれしか方法がなかったのか……』という想いもあり一切の説明をせずに、その部下からは恨まれ上層部からは責任を問われる形で軍を去っていた。

そして、その因果が今おとずれる…それでも尚詳細を自分では語ろうとしないガリブ…。
サイキからの『何故、法廷で証言しなかった』との問いに『そんな事をしても俺の気は晴れん…腕が戻るわけではない』との返答が不器用で一徹で渋い…でも、楽には生きられない男の哀しさが出てますね…。
(但し、個人的には…あの『お袋に言われたんだ』はどうにも余計なんですが/苦笑)

■料理屋の娘
PMC=民間軍事会社「アルコン」内の別部隊が任務中に怪我をさせてしまった男の娘から、店が何とか人手に渡らない為にエスニック料理を教えてくれと懇願され、教える事になったガリブ…。

でもPMCに反感を持つその娘に、ガリブもまたアルコンの社員である事がバレてしまい…結果的には店も潰れてしまう。

徐々にその子に教える事を楽しむ様子を見せていた後だけに…その子から拒絶され否定される場面は辛い…。

少しは説明すればいいのに…このままではあまりにガリブが哀しい…との思いも感じましたが…きっと説明しようとしてもあの場は無理だったんだろうね…。
あの娘も多分心の中ではガリブの事をちゃんと理解しつつも…それでも怒りを向けずにはいられない状況だったのだろうから…。

あの娘が心の中では、おそらくは理解し感謝してくれていたであろう事は…店が潰れた後、本来やりたかったお菓子を作りワゴンで売り歩くそのクッキーに、ガリブから受け継いだ『誰も味わった事のない新しい風味のスパイス』を入れていた事にも反映してたしね。
アニメで描かれることはないにしろ…いつか、笑って道端で偶然の再会があるだろうと期待したいかな…。

ところで最後のサクラコの言葉『私達のやっている事が、何らかの形で誰かを通して、この街の何処かに残るといいね。それでいいじゃない』が、今後の方向性なんでしょうか…。

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2009年2月 4日 (水)

VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード 第5話「死神-Grim Reaper-」

第5話「死神-Grim Reaper-」

「拷問を受けた人は,永久によそ者になる。世の中に対する全ての信頼を永久に失ったから…」
うろ覚えで申し訳ないんですが、実際に拷問を経験した人についてこんな内容の事を書いた外国の人の本を何処かで読んだ記憶があるんですが……。

いずれにしろ拷問や戦争で負った極度の心的外傷が肉体的な傷とは違い、回復に相当な困難を極めるというのは間違いなく事実なんでしょうね…。
フラッシュバックに襲われ、情緒が不安定になり、眠れない夜を過ごすようになり、友人や仲間を守れなかった事への罪悪感すら感じてしまう。

まさに、ルドラが経験しているものもそんな戦争と拷問によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症例の1ケースに当てはまる状態
で…そんな苦しみを抱えながら生きているというのが分かった今回でした……。

一方、かつてそのルドラと共に戦い『俺と組んだ奴は必ず死ぬ…必ずだ…だから死神ルドラとは絶対に組むなって噂が広がった』と語ったルドラを…。
明るく『私が終わらせてあげる その名前…私は死なない』と約束してくれた女性は…。

再会した時には要人を次々に暗殺する狙撃主で、その表情は完全に…かつての明るさを失っていた…そして。
『確かに生き残った…でも心は死んだわ』
との言葉から察する限りでは彼女も、生き残るまでの過酷な戦いやもしかすると彼女自身も拷問の経験を通して…心的外傷を負い、確実に心が壊れているんでしょうね…。

それどころか、その後の死を願う行動から考えれば、この人もルドラと同じような症状…いや、それ以上の症状さえも(例えば:薬物、社会的孤立、コントロールできない怒りや自傷行為、感情が麻痺し自然な愛情を持てなくなるなど…)経験して苦しんできたのかも知れない…。

だから彼女の願いは…。
『硝煙と血の臭いのするあの戦場へ戻りたいと願っている…』
これは、察するに戦いを求めての言葉ではないでしょうね…そうではなく『死に場所』を求めてあの時死んでいた方が楽だったとの想いを乗せての言葉のように感じました。

だからこそルドラに
『もし、私が助からない状況になったら、その時はあなたの弾で私を殺して』
というかつての、その約束を覚えているか?と枕元で呟き…。
ルドラが「彼女が生き残るためのお守りとして渡したネックレス」を、返して立ち去る……。

あきらかに、彼女自身の願いは…「もぅ、終わらせたい、殺して欲しい」との願い…。


そしてルドラは、その願いに応える仕方で彼女を殺す……。

さて、確かに多くを語らない仕方で描写しつつも、彼女やルドラの苦しみ自体は見ていてある程度感じさせてくれ背景は窺い知れたとは思うんです…。
だからここまで書いたように、心的な外傷を負い『心は死んだ』とまで言い切る彼女の回復が確かに簡単にいくものではなく…『もぅ終わらせたい』と願い、それを旧知のかつての相棒の手でと…願った彼女自身の心の動きは理解できます……。

ただ、ルドラの行動には納得がいかないものを感じてしまいました…。
どうしても彼女の苦しみを救うためには、本当に「殺してあげるしか道はなかった」と言えるだろうか…?!

  • 困難な道とはいえ決してそうは思えないんですよね…それを、あぁやって殺す形にしたのは…主要キャラの一人であるルドラに更なる重い十字架を背負わせる為だけに、苦しみを抱えた彼女が利用された格好で使われてしまったように感じて、自分は非常に後味が悪かったです…。

そのため最後のルドラ自身の語りの『やっぱり俺は死神だ』との呟きも…なんだかなぁ…と。

それから、ルドラのそれを見守った主人公のサイキも
『言っただろう。ルドラは決着をつけに行った。邪魔する権利は誰にもない…』
と言いますが…これもはたして、そうだろうか…。
もちろん、そんな邪魔する『権利』を振りかざせとは言わないですが…。ただ『殺す』という形での決着のつけ方をしようとしたルドラを、後押しするかのように見守るだけのサイキを見ながら…。

  • 『もぅ人は殺さない』と決めたサイキ自身の立ち位置としても本当に本当にそれで良いのか?!と疑問に……。

    もちろん、サイキ自身の過去を考えると『止められない』という気持ちになってしまう心境の動き自体には感情移入はできるんですけど…。

極めつけは、サクラコにまで…
『まだ私 彼の見ているものが見えていない』
と言わせて、あれしか方法はなかったかのように綺麗な形で締めたのもどうなんだろうか…こんな言葉で片付けていいのだろうか…と…。

はい。今回はこんな風に自分としては、色々と果てしなく疑問に思ってしまった決着のつけ方でした…。

もちろんこれらは、製作者サイドが『見ているもの』、この作品で伝えたいものが何なのかを…自分がまだ理解できていない『見えていない』だけなのかも知れませんが……。

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2009年1月28日 (水)

VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード 第4話「魔女-sorceress-」

第4話「魔女-sorceress-」

展開的にはかなりオーソドックスになってきた感じがして新鮮味はないんですが、個人的には今回が一番話に入り込めましたし楽しめました!

今回は、主人公の所属する「ユニット・ヴァイパー」に所属する唯一の女性グレードマンであるノーマの背景を掘り下げる回。

■娘の誘拐
セントラルステーション付近でマリーという9歳の女の子が誘拐されるが、その女の子はノーマの実の娘だった!
ノーマのこれまでの金への固執の理由としては家族の存在が最も考えやすい要素だったので、驚きはなかったですが…。

娘の存在が第一のノーマは犯人グループの要求どおり、大量の金を持って取引現場に向かうが、たまたまブレードマンたちの任務場所と重なり、犯行グループには金を惜しんだと捉えられて取引は失敗、ノーマも撃たれてしまう。
まぁ結果としては金を渡しても無事だったとは思えないし、これで良かったと思いますが…。

それにしても、今回はサイキが当初からノーマの不審な言動に感づき、現場でもすぐに状況を飲み込んでサクラコを呼びつけたりと、相変わらず仕事の速いデキル男ですな(汗)
それに、サクラコとの関係が予想以上に早くいいコンビになってきたようです。

■PMC=民間軍事会社
それにしても、ウォルター統括本部長は相変わらずモノレールからの安全確認にも単に遅延させた際の金銭的負担だけを考えて『通せ』と言ったり、危険な兵器 がシティに紛れ込んでも違約金を心配して一切口外しないように命令させたり…と、まさに目先の事しか考えられないよくいるタイプの管理職そのもので、失笑 が漏れざるを得ないですねぇ…。

先週は街の人々は必要悪だと考えて仕方なく受け入れる方が多いのでは…殆どが反感を顕にする状況に若干疑問を感じるなどと書いてしまいましたが…さすがに、こんな会社では、それが故の問題を多々起こしてるだろうし…元々の住民の多くが反感を強めるのは致し方ないか…。

今回も『戦争の時は、兵器をばら撒いて、今度はそれを回 収して金を儲けている…タチが悪い』
『さすが余所者ってのは金に汚いぜ…アイツ等ばかりが旨い汁を吸ってやがる、たまには思い知らせてやらないとな』と散々に言われてます…。

一 方、女性監査官の方はウォルターより掴みづらいかな…今のところ同じように金と利益を第一に優先させてるようには見えるものの、ウォルターより利口なのは 確かで『このまま、退避勧告を出さずに住民に死亡者が出た場合に支払う賠償金は違約金とは桁違いの額になり…(ウォルターの)責任追及は免れない』と半ば 脅して、退避勧告を出させる。
これはまさに真の意味で会社の利益を考えてれば当然ですが…果たしてそれだけなのか、この人の背景も後々描かれるんだろうか…。

■時限式…。
今回のバグメック(無人兵器)アクロマンティスから排出されたティッカーボムが結構厄介な存在で、まさにダニのように戦場から帰還する兵器にジョイントして基地に潜り込み、時限式で自爆してその敵基地内を破壊する。
しかもその爆破の際には特定の高周波を出して、親であるアクロマンティスを呼び寄せるという。

それが3機、掃討作戦の際にたまたま近くを通行していた自動車に連結しシティに紛れ込んだ…今回のブレードマンの仕事はそれを見つけ出し解体処理を済ます事。

でもその兵器が排出されていたまさにその時間に、誘拐事件が発生していた為、3期のうち1機は犯人グループの自動車にジョイントしてしまった…このままでは、ノーマの娘は犯人に殺害されなくても死んでしまう…。

時限式のその兵器が爆破するまでの時間が徐々に減っていく、12時間があっという間に…1時間……。

■救出の時

犯人がノーマの娘を殺害しようとしてた瞬間に、時限式の爆破兵器の存在を知ったその男は
『ブレードマンの娘がアイツらがメシのタネにしている兵器で死ぬ。いわば自業自得だ天罰だ!』
と悦び、自らの手で殺害するよりも皮肉で堪える結果になると考えティッカーボムの傍らに薬で眠らされ意識を失ったマリーを放置する。
恨みが強く歪んでいた結果…おかげで助かったわけですが…今後も、この構造ゆえの問題が後を絶たない感じですね(汗)

爆破まであと、30分…あと5分…。
ようやく廃ビルに人体の熱源反応を発見し向かうノーマ…。

ぎりぎりで親(アクロマンティス)を呼ばせないために、ジャミングのための装置を取り付け、娘を抱え救出する。

でもその瞬間には爆発し…さら例の特殊な設定…アニューバ・ブレードの電源供給が道路に張り巡らされたラインド・レーンに依存してるために、道路からの電力供給が途絶えると30秒で機能停止に陥るという設定が今回もある意味、間一髪感を出す上で活かされて…道路が爆発の影響で寸断され、供給が途絶えたわずか30秒の間に瞬時に判断を下し、上の道路へと飛び上がっていく…。

■彼女の戦う目的
娘を手放した理由を語るノーマ…。

『生まれた国を戦争で失い、赤ん坊だったマリーと命からがら逃げ続け、難民として弱いものがさらに弱いものを虐げる経験を身をもって体験し、どこにも居場所がなかった日々。…死に物狂いで貯めた金で、ようやく娘1人分の戸籍を買い、養子に出して娘だけは自分と同じ国のない人間ではなく…居場所を作ってやりたかった

そして、そんな娘にこれまでのインセンティブの大半をノーマは送り続けていた。

でもそんなノーマの想いは…非情にも、完璧なまでに叶えられていた。

実の母を覚えてはいないマリー…腕には、戦火をノーマの腕の中で守られ生き延びた証拠であるやけどの痕がしっかり残っているのに…。

でも、覚えていない。実の母親の存在を知らされていない。…というその事実は育ての親に愛され、確かにノーマが望んだとおりマリーが『居場所』を得ている事の証拠でもありますよね…。

切ないけどね…。
母である事を明かさず、ただ娘の本当の幸せだけを望んで…ブレードマンとして、仕事として少女を救ったという態度を貫くノーマ…。
そして、マリーは育ての親の元に駆けて行き抱きつく。の姿を寂しそうに、そして同時に、少し安心したかのように見届けるノーマが切なくて…そして、いいですね…。

そして最後は仲間に奢ってやるから飲みに行こうと…。

きっとノーマはこれまで同様、娘のために金を送金し、娘のためにからだを張って戦い続けるんだと思います。でも…少しは肩肘張らずに自分のためにも、お金を使って欲しいな…と、ノーマの幸せを願いたくなる終わり方でした(笑)

今回は楽しめました。

来週は『俺が死神と呼ばれるのは組んだ奴が必ず死ぬからだ』
これまた、展開がかなりオーソドックスになりそうではありますが楽しめそうです。

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2009年1月22日 (木)

VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード 第3話「銃声-shot-」

第3話「銃声-shot-」

先回、出来るだけ早めにそれぞれのキャラの背景を掘り下げて、個々のキャラに惹きつけられる部分を出していって貰えると嬉しいなどと勝手な期待を書きましたが。その期待通り今週は主人公の背景を掘り下げるような回だったんです…ですが……。

■市民感情
1話でも2話でもPMC=民間軍事会社「アルコン・グローバル・セキュリティ」に対する市民の風当たりの強さが描かれてましたが今回の事件も、背景にその感情が重要な要素として描かれています。

ダウンタウンの一画に開通予定のハイウェイ308号線建設反対を唱える市民デモの最中に中型無人兵器が出現し、「ユニット・ヴァイパー」が殲滅するもその際に市民にも死傷者が出てしまう。

もともと悪感情を持つ市民の1人は、友人が巻き込まれ死んだ事から怒りをブレードマンたちにぶつける事になる。

ここでの場面を単体で考えると…市民の安否を優先しすぎて後手後手に回り被害が拡大するよりもあそこで仕留めるべきだったんでしょうが…確かに巻き込まれた側としてはこんな反応が起こっても仕方ない状況でしたよね…。

  • ただ、ちょっと素朴な疑問なんですが、日頃からPMCに対する相当の悪感情が存在し顕在化してるというのはどうなんだろうか…。

    目に見えた脅威のない状況でならこういう悪感情が顕在化するのは当然でしょうが…実際に目に見える危険が存在し守られてる現実が日常茶飯事の世界ですよね。
    だから反感をもつグループ(武装組織ハウンド)の存在は登場するとしても、この作品で描かれているように市民の大半が反感をあらわにしてるような感じになるかなぁ…。

    結果としては自分たちの身の安全には必要不可欠なPMCに反感はあっても必要悪のような形で大部分は受け入れてそうな気もするんですが…。

まぁそうは言っても、このことを報道するニュースの話を聞いてると、やっぱりこの作品の世界観自体は面白いとは思うんですけどね…。

  • 大戦前の人口微生物による環境改善実験のせいで、今や人類は航空手段を失い…キャンディーコート?と呼ばれるものが海に溶け船舶の使用さえも容易ではない状況なので、他所のシティとの交易を考えれば一つでも多くのハイウェイ確保は急務。

    なのに、1話でサイキがそのハイウェイの一つを落としてしまったために余計に308号線の開通がせかされており、市民たちのブレードマンへの不満はさらに高まっている…。

    加えてブレードマンを過去に取材したとかいうコメンテーターがブレードマンたちを『実に柄の悪い鼻持ちならない連中ばかりだった(とか)道路を破壊したブレードマンの人格を疑う』などと言いたい放題で(苦笑)

ただ、どこかこういう面白い部分をうまく活かし切れてない感じが…。

■企み

「アルコン・グローバル・セキュリティ」内の別グレードマン部隊「ユニット・アダー」の赤毛の男は「ユニット・ヴァイパー」の成果やそれに伴う収入の多さにやっかむ(妬む)気持ちを持っており、非難されているサイキをあからさまに批判して溜飲を下げようとするかのような器の小さな男です…。

そして、こっちも器は小さいものの、タチが悪い男が(ミハエル)。
表面上は赤毛を止めたり、穏やかにサイキにコーヒーを渡したりするものの、コーヒーを渡す際にサイキの指紋を入手し、サイキに悪感情を持つ市民を利用してサイキと揉めさせ…その上で、サイキの指紋つきの銃で男を殺害する。
そして、殺人容疑をサイキに被せ、まんまと嵌めてみせる。

この男(ミハエル)は戦場でも、こういうことの常習だったと言われてましたから、元々自分の益になる事は何でも利用し、狡猾かつ姑息に立ち回る男なんでしょうね。
こういう男の性格上、赤毛同様会社内で成果を上げ続けるユニット・ヴァイパーの面々への悪感情も持ってただろうし、最後にあの現場に現れたところを見ると最終的にはこれはきっと金になると思って一石二鳥だと企んだんだろうな…。

そして、そういうミハエルの企みを知ってながら、自分もサイキの身柄を確保して金を稼ごうとした男(赤毛)も、とにかく金に対する執着が強いと…。
ひたすら金・金・金の世界です(苦笑)

■サイキの抱える過去

今回、冒頭で市民から銃を向けられた際に、たまたま足を踏み外したために素人の銃弾が頬を掠めると…反射的に銃口を相手に向けたサイキだがその手は震えていた。

過去を知るドクからサクラコが聴いた話だと。

  • サイキは『過去に人を殺しすぎた』
    そしておそらくその行為に疲れてしまい…瀕死(少なくとも重傷)の状況でドクに手術を受けた際には。
    『ここで生き延びた所で、又誰かを殺す仕事に着くだけだ。もぅ終わりにしたい』
    と語ったサイキ。

    そんなサイキにドクは…
    『なら、今度は殺した分、命を守れ』
    新たな生きる目的を与えた…まぁこんな感じでしょうか。

    だから、今回も人相手に銃を向けたときには手が震えたし…もぅ人は殺さない。殺せない。…そして何が何でも今度はこの街を守って人の命を守る、そんなサイキが語る『お前は俺の見てるものが見えるか』という1話での言葉だった…と。

はい。ハードボイルドでは割とよくある感じの背景ですね。
でも、こういう背景自体は自分は嫌いではないはずなんですが…あまりに、淡々と展開していくので物足らなさ感が…。

それから、あの砂糖ネタ…もういいような気がする。最初見たときは木訥なイメージを際立たせる為の描写で、必要なんだろうなと思ったものの…少々使い過ぎてる気がするんですが自分だけだろうか…。

■仲間

会社がサイキの身柄の確保や所在の情報提供があればその精度に応じてインセンティブを支払うという話を聞くと『臨時収入か悪くないね』とか、サイキの前に現れて『真犯人は…』と言いかけるサクラコに『そんな事には興味がない』と言い放つノーマ。

でも、真犯人の情報をちゃんと赤毛をボコッて聞き出したり、しっかり隠れてるミハエルに気付いてそちらを撃つノーマは『礼なら必要ないよただの小遣い稼ぎだ』とあくまでも今回の行為も金のためだと言いいたげですが…本当はいい人っていうのがあっけなく見えたん…でしょうね。
ノーマの求めに応じてミハエルのロッカーから証拠を入手したガリブもそうだし、『ただの暇つぶしだ。たまには人を撃たないと腕が鈍る』と現れたルドラもね。

どうなんだろう…ここまで、本来は金以外の目的があって戦ってるとしても…あくまでもドライな関係に徹してその場の状況判断もドライに行ってた筈のメンバーだったのに…なんだか、今回の展開はあまりにあっさりと都合が良すぎた感じが…。

それとは対照的に、先週サイキの支えを得て確かに少しだけ成長しただろうハルキですが…先回あれだけ、若さと育ちのよさからくる甘さや青い正義感を見せたのに今週の展開の中では非常におとなしかったのにも少し違和感を感じてしまった。

どうも…なかなか話にのめり込めない状態が続いてて不満点が多くなってしまってますが期待通りに背景の掘り下げは進み始めてはいるのにね…申し訳ない…。

来週はノーマあたりの抱える背景が明らかになるんでしょうかね。
…来週も書く予定です。

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2009年1月14日 (水)

VIPER'S CREED-ヴァイパーズ・クリード- 第2話「新兵-unknown-」

第2話「新兵-unknown-」

先週の感想の中で期待する部分も多いものの不安も若干と書きましたし、先回のコメント返信の中で「よくいえば渋い、悪くいえば地味な印象は拭えないので、もう少し強力な魅力が何か出てきて欲しいなぁという気もします」と書かせて頂いたんですが…今週もその印象は拭えないですね。

先週書いたとおり世界観自体は好きだし、この独特の渋い雰囲気も私は嫌いじゃないんですが…どこか魅力が薄いんですよね…。

何故だろう…と少し考えてみたんですが…。
これも先週書いたとおり登場人物たちの多くがお金中心に動いてるように見えたり、何処までも個人主義だったりドライだったりするのはリアルさやシビアさを醸し出していい感じだと思うんですが…。
同時に、平行してその行動理念の背景を少しは垣間見せて欲しいんですよね…。まだ2話ですから個人個人の背景を掘り下げるのは先の事だろうとは承知してるんですが…例えば、ふとした時に見せる表情の変化だったり、独りになったときの孤独さなど今の行動に至っている翳の部分をちらっとでも垣間見せてくれれば、もう少しキャラに感情移入しながら見れると思うんですが…。

そういう部分が皆無なので…女性ブレードマンのノーマも男性ブレードマンのガリブやルドラにも魅力がないんですよねぇ…。
オペレーター側の女性たちも個人の顔や色が垣間見える事さえ殆どないもんだから今の状態だとただの、噂好きの自分勝手なその他大勢のOLのようにしか映らなくて…。
できれば、小出しに早めにそれぞれの背景や翳を垣間見せて欲しいというのが希望です…。

さて、前置きが長くなりましたが本編は新しく主人公の部隊「ユニット・ヴァイパー」に加入する事になった新兵のお話です。

どれだけドライな世の中になろうとも、そこは十人十色。中には今回加わったハルキのように自分の生まれた街を自分の手で守りたいという人間が登場したとしても、それは自然な流れでしょう…。
こういうキャラが一人加わる事で、ドライな人間関係とどんな軋轢や衝突を重ねて部隊自体が成長していくのかは見応えの一つになるだろうし。

ただ若干残念に感じたのはいくらなんでもあまりにベタな感じのキャラだったところかな…。
若さと育ちのよさからくる甘さや青い正義感…。父親のやり方を間違えていると感じ…ひたすら
『あの人とは違う方法でこの街を守る』と熱くなるところ等等…。


あくまでも私個人の意見としてですが…せっかく、一味違う渋い雰囲気を醸し出してるだけに同じ熱い正義感を持つ新兵を登場させるにしても、一味どこか違う味を持つキャラに仕立て上げて欲しかったかなぁ…と。
でも他のキャラがキャラだけに…逆にベタにも思えるキャラが後々活きてくるのでしょうか……これはもぅ少し見ないと分からないかな…。

それに、途中で…武装市民グループ「ハウンド」が犯行声明を出したと聞いた時のハルキの慌て方を見ると…何か知り合いでもその組織の中にいそうだし…その辺に独特のひねりが用意されてる事も期待できるかもしれないですし…ね。

さて…そんなハルキは意気込みが強過ぎて失敗をしたり、危機に陥り諦めかけたりするものの… サクラコやサイキの支えを得て危機を乗り越え少しだけ成長するという感じなんですが…。

やはりサイキだけはお金で動いているわけではない上にクールそうに見えて全くドライではなさそうで…この人だけはすでによくある主人公像の枠内の中にハマってしまってる気がするのは確定的な気がしますね……。

こうなったら本当にどうか出来るだけ早めにそれぞれの背景を掘り下げて少しづつでも、個々のキャラに惹きつけられる部分を出していって欲しいものです…。

かなり、不満が多めの感想になってしまいましたが…すみません。
でも実はこの作品にはまだ期待は残してるんですよ…掘り下げれば絶対魅力が出そうなキャラたちがいると思うんで。
ただ現時点では…。

それから他作品と比較するのはあまり意味のない事ですが…この作品はメカの動き自体はかなりいいと思うんですが、今期はRIDEBACKの華のある疾走感と個性的で魅力あるメカを目にしてしまったために、メカにも地味さをどうしても感じてしまいました(汗)

さて来週は…予告を見る限りキャラの掘り下げもありそうな気がしましたし期待しますか…。

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2009年1月 7日 (水)

ヴァイパーズ・クリード(VIPER'S CREED)第1話「独眼-cyclops-」

第1話「独眼-cyclops-」

これは予想通り、かなり渋いアニメですね。

■世界観
まず世界観ですが

  • 21世紀半ば世界規模の環境汚染が進み、経済は破綻して世界中で大戦が勃発した。海面は上昇し世界の陸地の35パーセントが海に沈み…終戦後も各国の都市は地理的・情報的に分断されている世界。そんな中で各国の大企業がこぞって拠点を築き流通の要衝として繁栄を極めるのが「フォート・ダイバシティ」

    そんな「フォート・ダイバシティ」の『警備』を請け負っているのが、PMC=民間軍事会社のひとつ「アルコン・グローバル・セキュリティ」社で、彼らは戦時中にばら撒かれた残存無人兵器に対し日夜命を懸けた戦いを繰り広げている。

まぁ書いてても感じますが、世界が陥ってる状況設定自体はかなりありがちではあります。でも個人的には例えありがちだとしても、こういう世界観自体は好きなんですよね(苦笑)
おまけに、その登場人物たちが熱い正義感を声高にふりかざして動いてるわけではないのが好印象です。

それを表すシーンは今回多々ありましたけど…例えば、前半の戦闘中からさっそく主人公たちの部隊とは違う部隊の隊員が1人亡くなるシーンがありますが…その隊員と組んでたオペレーターは淡々と「任務継続不能」とだけ言い、「これで5人目…」と溜息混じりに呟いてました…。
おそらくその発言には仕事上の金銭的なパートナーを亡くしただけの感情しか感じられないドライさが表れていた様な…なおかつ、若そうなそのオペレーターが組んだ戦闘員が早くもそれだけ死んでる…それが日常になってる世界を端的に表したのかな…。

そしてもちろん、主人公たちの部隊の面々もかなりドライに割り切って状況判断してましたしね。
こんな風に、登場人物たちの多くがドライな関係、お金中心の関係で動いている感じなのはこの世界にリアルさやシビアさを醸し出して個人的にはいい感じです。

もちろん最後まで、ただそれだけしか描かれなかったらイヤですけど、そうじゃないはずですからね…あまり熱くなりすぎず、あくまでもドライな中に心の底に垣間見える色んなそれぞれの戦う理由、心情が覗いていくような仕方で描いていってくれればいいなぁと勝手に期待してるんですが…どうでしょう。

■オペレーターのサクラコ
アルコンでオペレーターを務めるサクラコがどうやらメインのヒロイン的な存在でしょうか。そのサクラコはある日アルコンでもトップの営業成績を誇る「ユニット・ヴァイパー」という部隊に、新たに配属される。

しかし、そこのオペレーターに新人に等しいサクラコを歓迎する空気はゼロ。
挨拶もしない二人…。
「新人同然の子にヴァイパーの優秀なブレードマンの相手が務まるかしら」と嫌味を言って去る子まで(汗)

そんな状況下で、組んだ相手もパートナーとしては大変そうですし…サクラコは配置換えを喜んではいない様子です…。そして多分これはルームシェアの女性でしょうかマイカに『優秀な部隊ならその分パートナーのサエキが稼いでくれれば給料が上がるんだし』といった主旨の励ましを受けてますが…気は重いままのサクラコです。
若干理由はそれだけではない気もしましたが…。

まぁ何はともあれ、このマイカという子とはとりあえず良好そうな関係ですね。いい友人として癒し的な役割を担ってくれるんでしょうか…。

■二人一組
そのサクラコの所属する部隊は ブレードマン1人につきオペレーターが必ず1人は付くという体制のようです。
名前は聞き取りにくかったんですが…多分、ケリー(女)&ルドラ(男/ブレードマン)(この二人はどうやらプライベートでもある程度繋がりが…)そしてノーマ(女/ブレードマン)&クルズ(女)。ガリブ(男/ブレードマン)&サブリナ(女)とテレジア監査官とウォルター統括本部長ですかね…。
(※聞き取りだけなので間違ってたらすみません)

で、統括本部長よりもこの監査の女性は相当やり手の様子…。
大型無人兵器に複数のコアチップを搭載して、一度死んだフリをし再起動させるのが戦時中よく使われた手だと冷静に説明したり…かなり戦争の経験を積んだプロ中のプロっぽい感じでしょうか。

■隻眼の男サイキ

サイキとコンビを組んだのが隻眼のサイキ。
相当な無茶を平気でやってのける男ですが…それをやれるだけの優秀な戦闘能力と判断力を兼ね備えてそうで…おまけに無口でいい感じの漢ではあるんですが……。

今回、このサイキが実は自分的には不安要素の一つなんですよ(汗)
まだはっきり分からない事なんですがいいですかね、書いても…最初に感じたのはシビアに描く世界観のわりに今回生き残れた方法が全く描かれなかった事が一つ!
そして、確かに一見クールには見えなくもないんですが…この行動はすでに相当熱く感じたんですよね…。お金には全く無頓着で自分の感じてる正義の為に体を張ってでもこの街を守ろうとするような…。

別に全ての登場人物がお金に執着して欲しい訳じゃないんですけど…プロならあの場面は「会社の命令で爆破する」という形に持っていこうと思えば幾らでも出来たんじゃないかと…。

  • 無人兵器にゲートを突破されてダイバシティ内部に侵入されたら会社側は都市との重大な契約違反で多額の違約金が払わされる。それよりは道路を爆破した方がはるかに安い費用で済む感じでしたから…あの状況下でも短時間で有無を言わさず会社側と交渉を成立させれた筈…。

それをせずに、ただ会社側だけが得をして自分は損害費用を全て今回の報酬で負担し足りない分は以降の報酬からって形にしちまうのは、せっかく一味違うドライな印象を与える作品なのに、この人だけはすでによくある主人公像の枠内にハマってしまうんじゃないかと不安を感じたんですよねぇ……。

もちろん金以外の目的があって戦ってるにしても、ここは冷静に交渉した上で対処しきってくれてたらさらに深い背景を感じて、今後への期待が高まった気がしたんですが……。
是非、単に無口だから声高に叫ばないだけで、すでにただただ損得勘定ゼロにがむしゃらに熱く街を守る男だ!なんて事にだけはならないで欲しい(汗)

『お前は俺の見てるものが見えるか』発言といい若干不安です…。

■『砂糖はないのか』

このセリフは、金に無頓着な木訥なイメージを際立たせる為のセリフなんでしょうね…。

サクラコもそんな人柄に少し笑顔が…。

最後は、PMC=民間軍事会社に対する市民の風当たりの強さも描かれてました…。 命懸けで街を守っていても、所詮余所者で、目的も金儲けで働いているに過ぎない彼らを快く思ってはいないらしい…。

さて、話はこんな感じで期待する部分も結構ありつつ、不安も若干って感じでしょうか…。さすがに今の所、強烈な魅力を放ってるとは言い難いですが、多分この作品は少なくともそれなりに最後まで楽しむことは出来そうかな…と現段階では思ってます…。

あとは画はどうだろうなぁ…これはちょっと微妙かなぁ…キャラデザは元々微妙だと思ってたので見てみると思ってたよりは悪くないんですが…うーーん…まぁこれは好みの問題ですね(汗)

初回恒例のキャスト紹介
サイキ:黒田崇矢
サクラコ:豊口めぐみ
ルドラ:川田紳司
ノーマ:皆川純子
ハルキ:福山潤
テレジア:甲斐田ゆき
ウォルター:家中宏
マイカ:小島幸子
フユヒコ:大木民夫

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