VIPER'S CREED ヴァイパーズ・クリード (最終回)第12話「睛眼-blindness-」
第12話「睛眼-blindness-」
最終回です。最終回なんですが…色々とツッコミどころも多く残して終わったような…(汗)
■まずは今週の良かった点を…。
戦闘シーン
- 隻眼のサイキがもぅ一方の目まで傷めてしまい完全に両目が見えない状態で、当初は全く聞く耳を持たないほどオペレーターとして未熟だったサクラコの指示を、いまや完全に信頼し、大量の無人兵器を次々に潰していく場面は…1話なんかとは対照的でサクラコの成長と、二人の間に育まれた信頼関係をよく表していて…見応えがありました。
それに、個人的な好みとしてこのアニメの機体に格好よさを今まで感じられなかったんですが…最後の最後にサイキのかつて乗っていたマニューバブレードとウラの機体が人型形態(マニューバロイド)になった姿は今までのと比べると格好良かったのではないかと…。
まぁサイキが乗った型落ちの機体と比べて…ウラのは対マニューバブレード用の為に作られたカスタムマシンだけに反則的なまでの性能差で、サイキは常にフルボッコ状態でしたが^^;
それでも止めをさせない言い訳にウラが度々『これだからプロトタイプ(実験的に作られた)は困る』と口にしてたのは…笑えばいいとこだったのだろうか(苦笑)
引っ張り続けた砂糖ネタ…。
- 正直、途中で「もぅいいよ」と思ってましたが、ここまで徹底して使えば味も出てきたかな^^;
特に、今回はたっぷりの砂糖を入れたコーヒーをサクラコがサイキに手渡し、一口飲んだサイキが『フッ』と笑いをかすかに漏らす瞬間なんかは…サクラコが完全に味の微妙な配分まで理解した上での行為で…二人が確実に見えない絆を積み上げお互いの事を理解するいいコンビに成長した事を窺わせましたし。
■描写し過ぎないで『感じ』させようとした?!
先週も少し書いたように結局、ウラやテレジア、さらにはアゲハがどんな過去を抱えていたのかが殆ど分からずじまいに終わってしまったのが…どうしても個人的には物足らなさも感じてしまいました。
そのためウラやテレジアについては…(汗)
- 確かにその言動から推し量れる、彼らの抱く価値観は描かれてましたから…そこから推し量れる過去というのは多少は想像する事は出来るんです。
勿論語らせすぎたり描きすぎたりするよりも、感じさせる手法自体は好きなんですが…この作品はさすがに、あまりに想像で補うしかなさ過ぎて…。
最後に映されたテレジアの部屋に飾られた写真も、彼女の過去を臭わす描写ではありましたが…さすがにあれだけではホントただの妄想を働かせる以外に推測のしようがないような…。
(しかもどこか抜けてると言うか、詰めが甘いんですよねこの二人…)
- これも先週書いたんですが、あそこまでの事をしておきながらハルキの親父である支社長に対する対応はどう考えても、間の抜けた甘いもので…結局それが命取りになりましたから…ね。あの世界観ならやはり普通ならあんな生ぬるい軟禁状態で放置しておくだろうか…とこれも少し冷める要素に…。
まぁこんなわけで結局最後は、愚かな行動に終始し…惨めな姿をさらけ出して死んでいった二人には……終始冷めた目というか…ウラなんかは、そのあまりの情けない死に方に失笑しか出なかった。
テレジアはトカゲの尻尾切り状態で殺されてしまい…あれは妙にリアルで、現実はあんなもんだろうなと思わせるものはありましたが…。
物語としては結局真の黒幕というか上層部に踊らされた哀れな連中を倒しただけで終わってしまった物足らなさ感も残った気も…。
(まさか、最後の贈り物の描写といい続編への伏線ではないよね…そこまでの需要はないだろうし/汗)
アゲハも…。
- 結局ハルキに好意を持っていたことだけは分かりましたが…やはり少し描き足らなかったような気がして仕方ないです…。
そのため最後は笑いを取り戻して無邪気な様子を見せる姿を見ると…確かに良かったとは思うものの…それほど強くは浸れなかった。。。
勿論、それぞれの感性で補え!という部分をことごとく感じ切れなかった自分に問題があるのかもしれないんですけどね…。
■戦いを終えて…。
ハルキは生きてたんですね……ま、それはいいという事にして^^;
- 確かにサイキが語ったように『現実という場所に踏みとどまるしか出来ない人間が、理想に向かう人間を笑って良いわけはない…。それがどんなに幼く、どんなに拙かろうと』というのは心がこもったいい言葉ですが…一方で、それだけでどうにかなるほど現実は甘くないわけで…。
彼は…綺麗ごとだけを並べるのではなく、現実を把握した上でそれでも理想を掲げ続け、真に街の未来を模索する道を歩み始められるでしょうか……。
演説を聴く限りまだまだ相当頭を打ちそうではあるかな…。
サイキは…。
- 『撃てないんじゃない。撃たないと決めただけだ』
この言葉自体もね…3話でドクが語ったエピソードを聞くだけで、きっとそうなんだろうというのは見えていたわけで…個人的に欲しかったのは、サイキがこれまで『見てきた世界』がどんなものだったかを示す”具体的なエピソード”だったんですが…それがあれば、サイキにももぅ少し深いも思い入れをもてたと思うんですよね…。
サクラコに『きっと又会えるよね…だって私は、まだアナタの見ていたもの全てが見えていないのだから…』と語らせてるくらいだから”わざと描いていない”というのは分かるんですが…(汗)
■まさか死んでなかったのか…サイキの残した粋な計らいだったのか…。
ルドラの元戦場でのコンビであった、死んだマヤの墓に飾られていた花…。
ノーマの実の娘に届けられた服のプレゼント…。
6話で出てきたガリブが関った料理屋の娘の部屋のドアノブに届けられた、ガリブ特製のスパイス…。
さてこれをどう見るか…これはさすがに、それぞれが感じればいい味のある演出だったと思う事にします…。
■全てを見終えて…。
本編の感想で殆ど語りつくしてしまったんですが…やはり一言で言うと…個人的には物足らない点は多々残る作品だったかな…と。
どうしても個人個人の描写不足が気になって、特別強い思い入れを持てるキャラがいなかったのが…個性的なメンバーが揃ってただけに勿体無かったような…。
それから、戦闘もどうしても設定上仕方がないとはいえ限定的な同じ様な戦闘の連続で…見ていて見応えに欠けました。
何だかスッキリしない感が残り、不満をたくさん書いてしまいましたが…そうはいっても、ここまで見続けて感想を書き続けたわけですし…一つ一つのエピソードの中に楽しめた回は勿論ありました。
スタッフの方々お疲れ様でした。
TBでお世話になったリ、コメントを頂いたり読んで頂けた方にも凄く感謝してます。
もし良かったら他の作品でもよろしくお願いします。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (3)









最近のコメント