CHAOS;HEAD(カオス;ヘッド)12話「使命 mission」最終回
12話「使命 mission」最終回
謎が明らかになる終盤までは、実際に頭の中をかなり混乱させてきてくれたカオス;ヘッドも今回で最終回です。
では最後の感想です。
まず
■与党(明和党)の重鎮と宗教(テンセイシンコウカイ)の教祖
あっさり野呂瀬の力で互いに相打ちにさせられ死亡。
これは、まぁ当然の流れというか…野呂瀬以外の二人は完全に利用されているに過ぎない感がしてましたもんね(苦笑)
それにしてもノア2が本格的に稼動し始めた今、これだけの力を分け合う必要など皆無なわけで…教祖も政治家もあまりに野呂瀬に対する対策がなさ過ぎた、極めて小物だったとしかいえない情けない結末を迎えました(苦笑)
■星来
前半はかなり存在感の大きかった拓巳のお気に入りのキャラクター星来…。
最初の頃は何かもっと深い意味を持つ存在なんだろうかとさえ深読みしてしまったぐらい、インパクトの強いというか濃いキャラでしたが…。
ここ暫くは確実に拓巳の中でその存在感が薄れていってましたけど、最後である今回は見せ場が…。
まぁ本筋とはそれほど関係ないところですが…気になった事を書いていいですかね…(汗)今回の明らかに梨深にヤキモチを実際に焼いてそうな攻撃(様子)を見てて改めて思ったのは…この星来は、あれだけの力を持つ拓巳が色んな妄想をしてきた存在だったわけですから…
きっと単なるフィギュアにとどまらず…既に自分の意思(人格)が形成された存在へと育ってるだろうなぁ……と(汗)
最後も再び自力で起き上がって…「フラレちゃった…」って呟いてるし…。
物語は今回で終わりましたが、妄想を題材にしてただけに…ある意味その後が一番気になるというか…話を作ろうと思えば今後非常に怖い存在に成長していく事も可能そうなキャラでした…(苦笑)
■野呂瀬と拓巳の妄想力対決
野呂瀬はまぁなんというか…ラスボスらしいラスボスでした。
『神をも超える力を得る』
『小を犠牲にして大の利益を守ることが悪だとは…思いません。このままではいずれ滅びる…腐った世界を再生する為…世界中の人間の心を変える必要がある…争いは消え永遠の平和を与える…ノア2は永久機関…人類を未来永劫管理し続ける』
この種の趣旨の発言は多くのラスボスの口から何度聞いたか分からないような発言ですねー。
神になりたがるラスボスが個人的に大嫌いなもので、ちょっとこの発言にはうんざり(苦笑)
でも戦い方は通常とは異なり…一見するとどこからが攻撃的妄想で逃避的妄想なのか理解するのが大変なぐらいカオスな戦いで、この次から次に妄想を仕掛けてくる野呂瀬の攻撃は最後の戦闘に相応しくなかなか見事でした。
ただ…上のような、さも自分は崇高な理想があるんだみたいな発言をしておきながら…仕掛ける妄想の内容がこれではねー……野呂瀬自身の本性が滲み出して偽善が表れてるようで、まぁこんな奴が作る新しい世界なんざ当然ごめんこうむりたい(苦笑)
対決の冒頭は目つきまで鋭く格好のよかった拓巳ですが途中耐え切れなくなり…
■妄想に逃げ込む拓巳
野呂瀬の妄想攻撃に耐えられなくなり、自分の妄想を被せて逃避したのは…最後に格好の良い所だけ見せて終わるよりは拓巳らしくてよかったかな(笑)
それにしても、梨深一筋で助けに行ってるはずなのに、その梨深を前にしてあれだけの妄想をすぐに思い描ける拓巳のハーレム願望の凄さはもぅ感心するしかないけどね(苦笑)
でもよく…一端描いたあのモテまくりの妄想から戻ってこれたもんだ…将軍の介入というか、助けもあったとはいえ^^;
■黒騎士…たち
岸本あやせ、西條七海、蒼井セナ、楠優愛、折原梢たちもそれなりに活躍というところでしょうか。
コキュートスはギリシア神話に出て来る地獄の川かなんかでしたよね…なんというか、これはもぅ日頃から神話なんかをたくさん読んでるあやせの妄想力がここにきて一際大きな戦力になったという感じですかね(笑)
(ただし、『拓巳に助けてもらって悟ったわ』とか…『私達は拓巳に続くわ』などと言う気持ちにさせるほど…拓巳の存在が大きくなるようなエピソードをこれまで描ききれてたとは正直思えなかったですが^^;)
■決着
君は妄想の存在だと執拗に存在理由を否定される攻撃を受ける拓巳に…
将軍は『皆が君を見てきた…これからは、いやもうすでに君こそが…』と言って拓巳の周りの女性たちがタクを西條拓巳として受け入れてきた事実に気付かせ救う。
そして「ボクは妄想の存在でも 僕はここに居る 僕は存在する 僕は西條拓巳! 梨深を救い出す為にノア2を破壊する」
と、しっかり存在意義を自覚してからは強い強い(汗)
そして反粒子で形成した黒い大蛇で……ついに…。
で、1話のアバンの映像に…。
あれは殺そうとしてた映像ではなかったんですね…タクは妄想から生まれた存在とはいえ確かに現実の存在となっていた故に、将軍がついに死んでしまっても消えるような不確かな存在ではなくなっていました…。
亡くなった将軍(タク)の事も大事だった梨深は涙を見せますが…タクは将軍…将軍はタク…もちろん別個の存在ではあるものの、しっかり人格などはどこか引き継いでもいるんでしょう…ね。
梨深にとって、そしておそらく将軍にとっても大事であっただろう空に関する例の会話は将軍からタクが見せてもらっていて、しっかり記憶も…ある意味引き継がれましたしね…。
ただ『僕たちの空は取り戻せる』まではいいとしても…
地震までもなかったかのように…戻っていく様は…さすがに…。
それと梨深の存在は結局イマイチはっきり理解できなかったですが。。。
この子は元々どういう感じだったんだろう…。
■全てを見終えて
当初はこの作品のことを殆ど知らずに、単にホラー色の強い作品になるんだろうかと勝手な期待を抱いて見ることに決めたアニメでした。
ところが1話を見ると予想した雰囲気とは異なり怖さは全く感じなかった事と、主人公のあまりの妄想ぶりの為に見続けられるのか…自分の中では非常に不安を覚えたんです。
でも、回を重ねる毎に間違いなく続きは気になり、一体これは何を意味するのか…どんなカラクリなのか…拓巳とはどういう存在なのか…謎が明らかになるまで、色んな考察や予想を好き勝手にしながら楽しんで見れてたと思います。
ただこれは純粋に好みの問題かもしれませんが…後半は妄想を現実化出来る能力が万能過ぎたような気がして若干残念でしたね…。
例えばラストなんかも…地震で壊れた街並みまで全て元に戻っていく様子なんかは…ちょっと幾らなんでも万能過ぎて……。
あと個人的には心情描写にも物足らなさが残ってしまい、結果的に登場しているキャラに対する感情移入なんかは、自分にはしづらい作品でした…その為、本来感情が動かされてもよさそうな場面でも、そうなれなくて残念に感じる…そんな箇所が多々…。
まぁ題材的に最も重要な事は見てる側をカオスにさせる事であったでしょうから、1クールで十分に視聴者をカオスにさせつつ、登場人物それぞれの心情描写まで深く描くのを期待するのは間違ってるかもしれません(汗)
さて、一応最後なので上のような個人的に物足らなかった点も自分の感じた事として漏らさず書いておこうと思い書きましたが…
1クールの間、色々考察したり、驚いたり、ツッコミを入れたりと私なりに楽しませてもらった作品であったのは間違いないです。
このアニメの制作に携わり楽しませてくださった全ての方に感謝すると共にお疲れ様でした。
そして、相変わらずまとめるのがヘタな長文の感想を書いている私のブログを読んでくだった全ての方や、コメントやTB等までして頂けた方々に本当に感謝しています。
もしよろしければ、又別の作品でも今後ともよろしくお願いします。
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